怜士の本棚

不定期に読んだ本の記録や、感想を載せていきます。ファンタジーやミステリー系が多いです。たまに、日記のようなものを書きます。

怪盗探偵山猫シリーズ

『怪盗探偵山猫 深紅の虎』神永学

とうとう山猫シリーズ最終巻『深紅の虎』です。 最終巻って言われると、凄く寂しい気持ちになって読み進める手が遅くなって、読み終えたあとも喪失感に襲われるのですが、この本だけは珍しくそんな事はなかったです。 それと、この表紙の山猫、凄くかっこい…

『怪盗探偵山猫 月下の三猿』神永学

山猫シリーズ第五巻『月下の三猿』です。 三猿、というのはそのままの意味で『見ざる、聞かざる、言わざる』の事を指します。 三猿といえば日光東照宮ですが、またこのくだり話し始めちゃうと前置きがめちゃくちゃ長くなってしまうので、余談トークに回しま…

『怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌』神永学

続いて山猫シリーズ第4巻『黒羊の挽歌』です。 山猫シリーズに登場する名前って動物モチーフ多いですよね。今回は『羊』です。 雑誌記者・勝村英男は、夜道を歩いている時に男たちに絡まれ、仮面をつけた謎の女に危機を救われる。 彼女が立ち去った後に落ち…

『怪盗探偵山猫 鼠たちの宴』神永学

引き続き『怪盗探偵山猫』シリーズ第三巻、『鼠たちの宴』です。 今作は前作までとは違い、短編集になっています。 失踪したバンドのリーダーを探すヴォーカル、姉の死の真相を探る妹、新興宗教の教祖、そして犬井刑事との因縁の相手とは……。 前述の通り短編…

『怪盗探偵山猫 虚像のウロボロス』神永学

今日は山猫シリーズ第二巻、『虚像のウロボロス』です。 『ウロボロス』とは、自分の尾を噛んでいる蛇もしくは竜を図案化したものですが、意味としては「死と再生」「不老不死」「始まりと終わりのない完全なもの」というものがあります。 さて、この物語の…

『怪盗探偵山猫』神永学

さて今日からは今まで通り一日一投稿に戻って、これまでと同じ神永学先生作品より『怪盗探偵山猫』シリーズの感想文を載せていきます。 暫く神永学先生の色んな作品を読んできましたが、爽快感といいますか、スピード感があり一番ハラハラドキドキしたのがこ…