『万能鑑定士Qの事件簿Ⅴ,Ⅵ』松岡圭祐 読了
今日は万能鑑定士Qの日、二つ目です。
思いがけない人物の登場と、共感性羞恥ってやつでちょっと読み進めるのが恥ずかしくなっちゃった二つのお話です。
五巻には、莉子が高校生だった頃の恩師・喜屋武先生が再登場します。
そして、その先生と共にパリに渡った莉子ですが、旅行先でとある事件に巻き込まれてしまいます。
作中で莉子はルーブル美術館を訪れるのですが、一回行ってみたいなぁ、って感じしますよね……。
僕は『サモトラケのニケ』を見てみたいです。確か地中から発見された、っていう話を聞いた覚えがあります。
ルーブル美術館もとい、パリに行ってみたいなぁって気はするのですが、食事が口に合わなかったらどうしよう、とかアメリカに旅行した時に水が美味しく無さすぎて熱中症になりかけた、とかがあるのでちょっと外国は怖いです。
フランスに行ってみたい、という憧れは昔読んだ伝記の『マリーアントワネット』や『レ・ミゼラブル』からも来ています。
直訳するととんでもない内容のフランス国家も好きですよ。
六巻では莉子に強敵が現れます。その名も、万能贋作者。
万能贋作者・雨森華蓮の企みを止めるため、莉子は単身で彼女の元へ潜り込みます。
この作品の中で小笠原さんがポンコツを発揮してしまうシーンがあるのですが、共感性羞恥ってやつで、ちょっとまともに直視できないという……。
頑張れ小笠原さん!でも最後はきっちりとかっこいい活躍も見せてくれるので乞うご期待です。
個人的になんですが、この六巻のラストシーンがQシリーズの中でお気に入りのひとつです。
読んだ方ならわかる、ふふっと思わず笑ってしまいたくなるような終わり方をしてくれます。
後味悪い作品も好んで読みますが、どっちかというと、こういう終わり方をしてくれるものの方が好きですね……。
Qシリーズを読み直すのは結局4年ぶり?かそれ以上なのですが、結構内容を忘れているものですね。
印象が強かったお話はしっかりと覚えていて、覚えてなくとも冒頭を読んだら思い出すものもありましたが、思い出せないお話もちらほら見受けられました。
こうなると、一冊で2回楽しめるラッキー!ぐらいに思っているのですが、正直に言うと記憶を消してもう一度読みたい本の方を忘れて、もう一度読みたいのです。
ただ、記憶を消して読みたい本に限って、強烈な印象を残している本なので、中々忘れられないのです。
なので、同じような衝撃を求めて新たな本に手を出して……ということを繰り返していくので、いつの間にか本が増えている、というバグが発生するのです。
これ、バグって親に説明したらそんなわけないだろ、と小言を言われましたけどね……。
一つ前にもQシリーズの感想を書いているので、そちらも読んでいただけると嬉しいです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
また明日お会いしましょう。