『万能鑑定士Qの事件簿Ⅰ,Ⅱ』松岡圭祐 読了
今日は久しぶりに再読シリーズで『万能鑑定士Qの事件簿』をお送りします。
そして昨日書いた通り、2つづつ載せていかないとどんどん置いてけぼりを食らうので、今日から3日か4日は2つ投稿です。
もう1つの感想文もよければ読んでくださいね。
再読シリーズということで。
僕がこのシリーズに出会ったのは、確か中学生の頃だったと思います。
ただ、当時児童文学から離れて、新しいジャンルに手を出して、試行錯誤していた頃だったので、どういうルートでこの本に手を出したのかは不明です。
『ビブリア古書堂』シリーズにも同時期に手を出していたような気がします……。
初めて読んだ時、ただのミステリーではなく、雑学のような知識が散りばめられていて、そういうのが大好きな僕は、夢中になって読んだ覚えがあります。
流石に全部、とまではいきませんが、その中のいくつかの知識は、今でも頭の中に入っています。
1巻で言えば、主人公・莉子が旅行会社で面接を受けた時の下りです。グリーンランドが地図の形のせいで引き伸ばされちゃってる、とかそういうやつです。
読んでいる時にふと思ったのですが、このお話に出てくる事件は『偽の一万円札』が送られて来たのが発端です。
そして、もう現実世界では、何年かするとお札が新しいデザインに一新されますよね。
これから先、新しい一万円札しか知らない子が読んだら「どういうこと?」とかなったりするんですかね……。そこだけ少し気になっちゃいます。
そして再読の感想ですが、前述の通り、この本から得た知識があるのですが、その知識がここから得たものだと、読み進めるうちに気づきました。
もう何年か前に読んだきりなので、そりゃ出典も忘れちゃいますよ……。
また、作中に簡単な方式を使えば頭の中で簡単に計算ができる、というものが出てくるのですが、「へぇ〜」と思って試してみると、正しい答えが出てきて凄く楽しかったです。
ただ、脳みそのスペックはよろしくないので、頭の中で数字を思い浮かんだ途端、どこかに飛んでいってしまうので、正解率は二分の一でした。少しだけ悔しい。
このシリーズでは、人が死なない代わりに、少しだけ高度な知識が必要とされるトリックのようなものが登場します。
しかし、その都度簡潔にまとめた解説が入るので、難しい事を言ってるな、と思ってもある程度は噛み砕いて教えてくれるので、非常に読みやすかったです。
そして、雑学知識もつけられる、という一石二鳥の本です。
さて、久しぶりにこのシリーズを再読し始めたのはいいのですが、買い集めてみて、結構Qシリーズだけで刊行されていたので、全部読むのは大変だ、と思って読んでは別の本を読み、を繰り返して、飽きないように読んでいます。
中学生の頃にどこまで読んだのか、ということがはっきりとしないのでとりあえず最初から読んでいってます。
読み終わるのは何時になるんだろう……。
冒頭にも書きましたが、今日から少しの間2つ投稿ですので、よければもう一つもよろしくお願いします。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
また明日お会いしましょう。